産業ガスから世界を読み解くための
キーワード解説
Dictionary
産業ガス業界辞典
環境税
【Environmental Tax】
読み:かんきょうぜい
カーボンプライシングの一例の一つで、環境税の他、炭素税ともいう。カーボンプライシングとは、CO₂をはじめとするGHG排出量(炭素)に対して均一の価格をつけること。値段が付くことで、それまで比較検討しづらかった温室効果ガス排出削減ための費用が金額として「見える化」する。金額として顕在化すれば、企業は中・長期に取り組むコストとして認識し、解決に係る費用を予算化し事業計画に盛り込むことができる。 カーボンプライシングには、環境税の(炭素税)の他、排出権取引などがある。これらは排出される炭素に対してトン当たりの価格が明示されるもので、「明示的カーボンプライシング」と呼ばれる。炭素価格が設定され、コストが「見える化」されることで、削減に貢献する技術や製品が価値を持ったものとして取引できるようになる。