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2025.07.02
「世界的な供給力増強と需要低迷で供給量安定のヘリウムだが、調達価格は上昇傾向続く」を公開
近年ヘリウムの供給は、2019年以降のタイト化現象から世界的な緩和に向かい日本への供給量も安定している。国内では一滴たりとも生産されず全量を海外からの輸入に頼っている天然資源ヘリウムは、生産元のプラントトラブルや海運業のひっ迫などにより容易にタイト化しやすい。しかし、2021年からロシアの新プラントが稼働し世界供給量が増加したことに加え、中国をはじめとする世界的なヘリウム需要が落ち込んだことが要因で、一部では玉余りの状況になっている。今後もプラントトラブルや紛争拡大などといった突発的な事象が起こらない限り、安定した供給が続いていくとみられる。