お知らせ



2025.05.01
ガスレビュー No.1055号(2025年5月1日)を発刊しました
記事の見どころ
【ガス関連機器】
受注好調が続く空温式蒸発器
コロナ禍の反動増に半導体向け特需、液へのシフトが重なる
空温式蒸発器の受注がここ数年、高水準を維持している。半導体産業の旺盛な設備投資や流通市場におけるガスから液へのシフトが需要を底上げしたようだ。
メーカー各社はいずれも生産工場をフル稼働させ、納期に追われながら供給対応している。
空温式蒸発器は大気の熱の利用により超低温液化ガスを蒸発させて常温のガスにする。
主に液化エアセパガス、液化炭酸ガス、液化水素、液化天然ガスをガスとして消費する際に使われる。
機器は蒸発部と加温部で構成。
蒸発部で液をガスにし、加温部でガスを常温にしている。
低温強度に優れるアルミニウム製のフィン管に液化ガスを通過させ、大気熱と熱交換することで、蒸発と加温を行っている。
【トピックス】
ついに開幕、2025大阪・関西万博
4月13日、大阪・関西万博2025が大阪市臨海部の人工島である夢洲で開幕した。
大阪での開催は、1970年から55 年振りとなる今回の万博では、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに10月13日までの6ヶ月間開催される。
万博開催に向けては、現地建設工事の遅れや資材高騰に伴う費用増、デジタル決済によるチケット予約の煩雑さなど、様々な心配事が取り沙汰されてきた。
ここでは、開幕に先立ち4月9日に行われたメディアデーでの現地取材を元に、それら懸念事項の状況及び報道関係者に公開された出展状況から産業ガス関連企業の出展内容について紹介する。