お知らせ



2025.06.15
ガスレビュー No.1058号(2025年6月15日)を発刊しました
記事の見どころ
【エレクトロニクス市場】
2025年半導体市場〝曇天〟スタート
SEMIが4月29日に発表した2025年第1四半期(1月~3月)のシリコンウ
ェーハ集荷面積は2%増の28億96百万平方インチとなった。前年同期も低水準であったことを考えると25年は低調なスタートだったといえる。
ガス企業の特殊材料ガスの販売量についても、国内消費量は鈍く、半導体工場の操業率は芳しくない。
【事故】
朝の住宅街、江戸川区立公園隣接の建設工事現場で爆発事故
埋められていた60年前のアセチレン容器が要因
5月27日9時半頃、東京都江戸川区東葛西5丁目で発生した爆発事故は、新築戸建て住宅建設の基礎工事において、トラックに搭載した掘削機により地盤強化のための杭を打ち込む際の掘削作業をしていた最中に、長年地中に埋められていたアセチレン容器に杭打ちのドリルが穴をあけ、漏れたアセチレンガスにアセチレン容器と掘削ドリルが接触した際の火花が引火して起きたものと見られており、警視庁などが調査を進めている。
【地域市場再発見・北陸】
建機停滞も半導体設備投資続く
北陸新幹線延伸で観光業活発に
北陸新幹線が敦賀まで延伸して約1年経過した。国土交通省観光庁の統計データによると富山、石川、福井の24年暦年(1~12月)の同地域宿泊人数は前年比38.4%増の1908万2660人となったとしている。各県ごとに見てみると、福井県が同36.8%増の353万7960人、富山県が同13.9%増の367万7270人、石川県が同48.9%増の1186万7430人となった。
三県の中でももっとも宿泊人数の多かった石川県の金沢駅前は賑わいを見せていた。活況な街並みに対し24年度の北陸ガス市場は停滞している需要先と好調な需要先に別れていた。