お知らせ



2025.08.01
ガスレビュー No.1061号(2025年8月1日)を発刊しました
記事の見どころ
【ディーラーランキング】
2024年売上高10億円以上企業ランキング
売上総計1兆3,845億31百万円、前年比0.7%増、168社ランクイン
2024年に決算期を迎えた全国の工業ガスディーラーのうち、売上規模10億円以上の企業数は168社で、売上総計は1兆3845億31百万円になることが本誌集計で分かった。前年の同調査(23年業績、No.1037詳報)に対して、企業数で1社減、売上総計で0.7%の増加だった。今回、ランクインした168社の前年比較では売上総計は1%の増加となった。前年に引き続き売上総計で1兆3千億円を上回り、20年~22年に吹き荒れたコロナ禍を経てディーラー業績は上昇トレンドにある。
【新社長インタビュー】
安定操業を第一に据えながら、ECサイトなど多様なチャンネルで販売促進を活発にしていく
大阪ガスリキッド 桑原千香 代表取締役社長
本年4月、大阪ガスリキッドの代表取締役社長に就任した桑原千香氏のキャリアは、歴代の同社社長とは異なる趣がある。大手都市ガス会社の産業事業系子会社となる同社には、製造系のキャリアを歩んだ人が社長に就くことが多かった。桑原氏は大阪ガスではマーケティング、広報、宣伝などを経て、直近は京都地区の統括支配人を務めた。この職務は京都財界や行政に対してプロモーション活動を主とする仕事であり、大阪関西万博で大阪ガスが手掛けるメタネーション実証施設への見学をセッティングしていたところでの異動となった。
【フルオロカーボン】
「フロン類は2029年に25年比3割減を想定。更なる削減に向けて企業側の努力を期待したい」
経済産業省産業保安・安全グループ 大本治康 化学物質管理課長
経済産業省は今年3月25日、フロン排出抑制法に基づく「フロン類使用見通し」(案)を公表した。これによると、我が国のフロン類の消費量は2025年が2834万t(CO₂換算)、29年・30年が1,930万t(同)と見込まれている。29年は25年に対して3割強の削減であり、これを実現するには26年から29年までの4年間に毎年9.2%を削減していく必要がある。