産業ガスから世界を読み解くための
キーワード解説

Dictionary

産業ガス業界辞典

MRI

【Magnetic Resonance Imaging】

読み:えむあーるあい

生体を強力な磁場の下に置くことで、生体内の状態を画像処理する技術。医療用検査機器として広く普及している。強力な磁場を起こすため、MRIには超電導マグネットが搭載され、液体ヘリウムによる冷却が行われている。近年では、液体ヘリウムの補充を減らし...続きを読む

MFC

【Mass Flow Controller】

読み:えむえふしー

特殊材料ガスの微小な流量を電子制御するための機器。CVDや拡散、エッチャー、イオン注入、PVDなど半導体製造装置に特殊材料がすを供給する際に使われる。

MGR

【Medical Gases Representative】

読み:えむじーあーる

医療ガス情報担当者(Medical Gases Representative)の略。医療用酸素をはじめとする医療ガスの製造販売等を行う企業を代表して医療機関を訪問、医療ガスの適正な使用と普及を目的として、医療関係者(医師・看護師・薬剤師など...続きを読む

LNG

【Liquefied Natural Gas】

読み:えるえぬじー

LNGは液体状態の天然ガスのこと。天然ガスは海外のガス田から効率的に輸入してくるため、液化され輸入され、発電燃料や都市ガス原料として使われている。天然ガス(メタン)は、常圧でマイナス160℃で液化する。産業ガス業界ではLNGの冷熱を深冷空気...続きを読む

LNG液酸

【LNG liquid acid】

読み:えるえぬじーえきさん

天然ガスを海外から輸入する際、運搬効率の向上を目的とし、マイナス160℃まで冷却・液化している。この液化天然ガスLNG)は気下する際、1kgにつき200kcalの冷熱を発する。LNG冷熱と呼ばれるこの冷熱を無駄にせず、様々な形で利用する方...続きを読む

LNG冷熱

【LNG Cryogenic Energy】

読み:えるえぬじーれいねつ

LNGの持つマイナス163℃の冷熱エネルギーを用いて製造された液酸・窒素のこと。輸入されたLNGは、マイナス163℃の冷熱を持っている。この冷熱のエネルギーをエアセパレートガスの空気液化や炭酸ガス製造に利用している。LNG冷熱を用いることで...続きを読む

LGC

【Liquid Gas Container】

読み:えるじーしー

液体酸素、窒素、アルゴンなどの液体ガスを供給するために開発された小型可搬式の液貯槽シリンダーよりも体積当たりの貯蔵量が大きくとれるのが特長。内容積175ℓタイプが中心で月間消費量400~4000㎥の供給に向いている。容器内は極低温の液体...続きを読む

エルハルト

【Erhard】

読み:えるはると

マンネスマンと並ぶ代表的なシームレス容器製法の一つ。鋼のブロックをプレスで押し込み、熱で伸して底付き素管を成形、頭部を加工して容器の形状にする。

エレクトロニクスガス

【Electronics Gas】

読み:えれくとろにくすがす

半導体製造プロセスで使用されるガスの総称。広義では窒素、酸素、アルゴン、水素、炭酸ガスなどのバルクガスと半導体の材料となるガス(製造装置ごとに設置されたシリンダーキャビネットから供給される特殊材料ガス)の2種類がある。特殊材料ガスは、プロセ...続きを読む

エレクトロニクスガスディーラー

【Electronics Gas Dealer】

読み:えれくとろにくすがすでぃーらー

半導体をはじめとするエレクトロニクス工場向けに多様なガスを供給しているガス販売事業者の事。半導体工場では、日々大量の特殊材料ガスが消費されており、容器の交換・在庫管理などを行わなければならない。特に半導体工場内に事業所を設置し、スタッフを常...続きを読む

大型容器

【Large Container】

読み:おおがたようき

一般的な高圧ガス容器(内容積47ℓ)よりも大容量の高圧ガス容器のこと。アンモニア・亜酸化窒素・塩素などの液化ガス、モノシラン・NF₃などの高圧ガスの大量貯蔵・供給用として使用される。シームレス容器では、47ℓ容器10本分の470ℓ、440ℓ...続きを読む

オルソ水素

【Ortho Hydrogen】

読み:おるそすいそ

水素分子中の2つのプロトンのスピン方向が、同じものをオルソ水素と呼ぶ。

オルソパラ変換

【Ortho-Para Interconversion】

読み:おるそぱらへんかん

オルソパラ変換とは、水素分子のスピン方向が異なる2種類の水素(オルソ水素パラ水素)について、水素液化の際の効率を高めるためにオルソ水素をパラ水素に変換させることを指す。一般の産業用水素の利用では、問題とならない水素分子中の2つのプロトンの...続きを読む

オンサイト

【On-site】

読み:おんさいと

ユーザーサイドにガス発生装置を設置してパイピングでガス供給を行う供給法のこと。発生装置は産業ガス企業が保有する。ユーザーが所有する場合は、オンサイトとは呼ばずユーザーの自家消費と呼ぶ。ユーザーに対してガス流量販売する場合の他、保安パージ用の...続きを読む

温室効果ガス

【Greenhouse Gas】

読み:おんしつこうかがす

地球温暖化を引き起こす原因となる温室効果を持ったガスの総称。GHG(greenhouse gas)ともいう。温室効果ガスは大気圏内において地表からの放射された赤外線の一部を吸収することで温室効果をもたらす。二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素、フ...続きを読む

温暖化計数

【Global Warming Potential】

読み:おんだんかけいすう

温暖化計数(GWP:Global Warming Potential)は、炭酸ガスを1とした時の何倍の温室効果があるのかを示した係数のこと。個別のガスのGWPは、気候変動に関する政府間組織(IPCC)によって公表されている。

カードル

【Cardle】

読み:かーどる

輸送効率・貯蔵効率を高めるため、12本~20本のシリンダーを束ねたもの。

カーボンオフセット

【Carbon Offset】

読み:かーぼんおふせっと

カーボンオフセットとは、活動によって排出されたCO₂排出量を他の場所で削減したり、吸収したりすることで、相殺(オフセット)することを意味する。CO₂の排出については、先ずは出来る限り削減していく事が望ましい。しかし、エネルギーの消費に伴って...続きを読む

カーボンニュートラル

【Carbon Neutral】

読み:かーぼんにゅーとらる

カーボンニュートラルとは、事業活動などで排出された温室効果ガスGHG)を他の場所で削減するカーボンオフセットを含め、自らの排出量の全てを埋め合わせ(相殺)して、実質的にゼロ(ニュートラル)する状態のことを指す。

カーボンプライシング

【Carbon Pricing】

読み:かーぼんぷらいしんぐ

カーボンプライシングとは、CO2をはじめとするGHG排出量(炭素)に対して均一の価格をつけること。 値段が付くことで、それまで比較検討しづらかった温室効果ガス排出削減ための費用が金額として「見える化」する。金額として顕在化すれば、企業は中...続きを読む

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