産業ガスから世界を読み解くための
キーワード解説

金属格子内に水素原子が入り込み、水素が金属の結晶構造を弱めてしまう現象のこと。金属に応力が掛かると割れや破断が突然起こる可能性がある。

都市ガス（天然ガス）、メタノール、LPガスを原料にユーザサイドで水蒸気改質法で水素を製造し、供給する装置のこと。月間水素消費量20万㎥を超える大規模消費家に向けての水素供給法として開発された。装置能力は50N㎥ / h ~300N㎥/ h。...続きを読む

水素エネルギーの早期事業化を目指す民間企業団体。2020年に発足、水素の需要創出、供給コスト削減、事業者への資金供給を目的とし、電力、エネルギー、自動車、化学など各製造業だけでなく金融機関も参画している。更には大学や地方自治体、各種団体など...続きを読む

鋼板の溶断に水素を持ちいる溶断法のこと。水素はLPガスに比べ、切断スピードが速く、熱ひずみが小さい。切断面にスパッタやノロが付きにくく、付着しても簡単に除去できる。ただ、水素供給コストが高いため、全面的な普及には至っていない。水素火炎は無色...続きを読む

水素製造技術の一つで、炭化水素(メタン、LPガス）と水（H₂O)を水蒸気と触媒燃焼させて、水素を得る技術のこと。炭化水素中の水素（H)と水蒸気中の（H）から水素を得られるのが特長で、工業用オンサイト水素発生装置の基本的な水素製造技術となって...続きを読む

半導体製造プロセスで使用されるガスの中で半導体の材料となるガス（製造装置ごとに設置されたシリンダーキャビネットから供給される特殊材料ガス）のこと。これらガス種は、少量多品種で20種類以上にも及ぶ。まさに特殊（スペシャル）なガスである

半導体製造プロセスをはじめ溶接、各種分析などでガスを精製するための装置のこと。半導体工場では窒素オンサイト、液体酸素、液体アルゴンタンクから製造装置の手前で精製する。

積層造形（Additive Manufacturing)とは、金型を使わず複雑な3次元の構造物を直接製作していく金属加工法。金属粉体をレーザで溶融しながら成形していく。溶融時にはレーザ加工同様、溶接欠陥の原因となる酸素の混入を防ぐため、不活...続きを読む

大気から深冷空気分離装置で製造される酸素、窒素、アルゴンなどの総称。キセノン、ネオン、クリプトンも大気分離ガスであるが、こちらはレアガスと呼ばれる。

Semiconductor Equipment&Materials international　1970年に半導体関連業界の育成を目的に米国半導体関連機器、材料メーカーが中心に組織した団体。